teraoka13さんのアイデアブック
「ヴィーガン」と「クルエルティフリー」の本当の意味とは? ヴィーガンデザイナーは、生き物のいかなる部分も使用せず、傷を与えず、虐待せず、搾取しません。また、私たちの地球を傷つけない製品や材料、ファブリックを使用しています。クルエルティフリー製品は、いかなる生き物のどんな部分も使用せず、動物実験を行なっていないものを指します。この表現は、1944年にイギリスで設立された、世界最古のヴィーガン協会であるヴィーガン・ソサエティによって作成された定義に基づいています。 クルエルティフリーなプロジェクトの支持者は、「インテリアに使われる動物の皮は、有毒な製品や化学物質で処理されている」と指摘しています。ほかにも、「羽毛の充填物は必要ありません。繊維でも同じ快適さを実現できますし、呼吸器系の病気や、アレルギーの予防にもなります」とポルタヴェジャは話します。
「ヴィーガニズムは、ただ単にダイエットや健康的な食事をすることではなく、動物への被害を最小限に抑えて生活することを指します。私たちが飼っているペットたちだけではなく、すべての動物が対象です」そう語るのは、イギリスのインテリアデザイナーであり、インフルエンサーでもあるスージー・サーンダース。彼女は数週間前デイリー・メール誌に、100%ヴィーガンであるロンドンの自宅を披露しました。 「ヴィーガンになる決意をしたあと、計り知れない重みが肩から滑り落ちるように感じました。ついに私は自分のモラルに忠実に行動し始めたんです。私は動物を犠牲にしていない美しいものたちに囲まれているのが大好きです。次の目標は、ヴィーガンだけでなく、フェアトレード(発展途上国の素材や製品を適正価格で購入すること)であり、オーガニックでもあるものを購入するということです」
今すぐできる秋の模様替え ベッドまわりにファブリックで 大きな家具や壁、リメイクやペイントも素敵だけれど、もっと手軽に秋らしくマスタードイエローを取り入れたい!そう思ったら、ファブリックやディスプレイで、小さなところから加えてみましょう。 寝室であればベッドカバーやベッドライナー、クッションなど、ファブリックでワンポイント入れると効果的です。清潔感のある白いカバーでも、少しだけアクセントを加えることで季節感が取り入れられ、寝室の表情も大きく変わります。
ナチュラルインテリアに自然と溶け込ませる マスタードイエローはナチュラルなテイストにも溶け込みやすい色です。木材の色とも相性がよく、自然素材と馴染みやすい色なため、日本の住宅にもよく合う色です。 こちらのリビングでは、壁は真っ白ではなく、ややベージュがかった柔らかな白を使い、床は石。強いメリハリはつけずに、全体的にソフトで自然なトーンでまとめて落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
アクセントなら、数カ所に繰り返し使ってまとまり感を ディープな色が印象的なムード溢れるリビング。濁ったトーンの黄色いクッションは、全体の雰囲気を崩さずに明るさと立体感を加えてくれています。 アクセントとして使う時には一か所だけではなく、2〜3カ所に似た色を繰り返すと 、より全体にまとまり感が出しやすくなります。ソファの両サイドにあるランプシェードのスタンドの、やや黄色気味なガラスは コーディネートの”まとめ役”も果たしています。
ダークな色と合わせて大人の雰囲気に 深みのあるオレンジに近い黄色は、まさに紅葉を思わせてくれる色。全体がダークなトーンでまとまっていますが、ポイント的に白を加えることで、全体が暗くなりすぎません。メリハリも出て、黄色を引き立てくれます。
秋といえば温かみのある色が思い浮かびます。紅葉を思わせるオレンジや赤、濃厚な黄色、紫やブラウンが似合う季節です。その中でも、特に気になるのがここ数年注目されているマスタードイエロー。奥深く温かみのあるマスタードは秋にこそ取り入れたい色の一つです。
アースカラーは引き続きトレンド マットカラー、くすみカラー、アースカラーといった、私たちの自然を欲する気持ちを改めて肯定するような色は、引き続きトレンドカラーになっています。
ボルドーとグリーンに一色プラス ボルドーとグリーンのコントラストは、取り扱いに注意が必要です。ともすればクリスマスカラーになってしまうこの組み合わせですが、オリーブ、リンデン、ピーコックブルー、チャコールグレー、またはベージュと巧みに合わせることで印象を変えることができます。家族で住む家をシックにまとめたいあなたにお勧めの方法です。
ベージュやブラウンを新鮮に これらの色は時代を超越したクラシカルなカラーです。けれど、トーンの異なるこれらのカラー同士をいくつか組み合わせれば、新たな魅力が発見できるでしょう。 トープ(からブラウンまでの間にある色)が再び注目されるようになったほか、マスタードイエロー、フォーン、シェンナもあります。このような色合いは、思わず毛布に包まりたくなるような安心感を与えてくれます。
北欧トレンド時代を生き抜いたベルディグリ、リンデン、アーモンドグリーンも多く見かけました。どんなときも、インテリアに自然の息吹を感じるのはいいものですね。
グリーン系のクールな組み合わせ クールな色調の中でも、このグリーン系カラーの組み合わせを無視することはできません。2019年注目の色であるファーグリーンは今でもあちこちで目にしますが、その一方で黄色がかった新しいグリーンも登場し、暖かみのあるカーキ・オリーブカラーが多くなってきています。
エネルギーあふれる暖色のハーモニー これらは、今年、新たに使われている色です。暖かみと活力を感じさせる、バーガンディ、ワインレッド、ブラッドレッド、バーントオレンジ、マスタード、ゴールデンブラウンなどの色の調和は、太陽のようにエネルギーにあふれています。インテリアに再び魔法をかけてくれるカラーといえるでしょう。
繊細な色合わせに注目 バーントオレンジ、オリーブグリーン、ブラッドレッドなどの新しいトレンドカラーは多く見られました。けれども、2019年9月展の会場で実際に目についたのは、色彩の豊富さでした。 単色のブースはほとんど見られず、トライアド配色*、または原色と等和色を組み合わせた3色から5色の類似色に基づく繊細な色の組み合わせが多く目立ちました。近いうちに、ここで見た色で壁が彩られていくに違いありません。 *トライアド配色は、色相環上で正三角形を形成する3色でできています。モンドリアンの絵にある青、黄、赤の3原色などがそうです。類似色とは、色相環上で隣り合う色の組み合わせのことを言います。ワインレッド、バーントオレンジ、ブラッドレッドなどがそうです。
アトリエ・オイが、アリアスのためにデザインしたE la Nave Va sofa 白やグレー系が使われていたアイテムには、より温かみのある、ベージュ系の色が使われるようになっていました。 例えば、Heimtextilなどドイツの見本市では、グレーのソファよりもベージュのソファの方が圧倒的に多くみられました。
ここ数年多く見られたグレー系の色は少なくなり、しっかりしたダークな色味への移行が見られました。
シンプルな白ベースのインテリアに、ソファや観葉植物でカラーをプラスした部屋。ロンドンのインテリアデザイナーHOUSE OF SUI SUIによるもの
JG King Homesによる、コンテンポラリースタイルのリビング。モノトーンと木の素材感や、観葉植物との組み合わせのバランスが絶妙。オーストラリアの事例です。
アールデコから生まれたもうひとつの要素が、今年の「イチオシ」素材である滑らかなベルベットです。ポリエステル製ベルベットを生産する技術の進歩により、パイルは非常に短いながらもその特徴的な柔らかさを保ったベルベットが生まれました。さらにポリエステル製ベルベットは、ウールやコットンで作られる伝統的なベルベットに比べ耐摩耗性が高くなっています。光沢のある色をまとったベルベットは、エンベロップチェア、アームチェア、上品なソファベッド、プフ、ベンチ、ソファなどの人目をひく家具に使われると、その美しさが際立ちます。 ポリエステルを使ったこれらの製品は、華奢でパウダーコーティングされたスチール製の脚、ハイテク素材に包まれた形状記憶シート、レーザーカット模様の格子など、会場でひときわ目立っていた製品に混じっていることが多いようです。
3. 一味違うクラシック 家具も、インテリア装飾に用いられる洗練されたジュエリーのような外見になりました。「大きなテーブル、大きなソファ、大きなベッドといった、場の視線を集める家具があるインテリアへの回帰です」とグレゴワールは話します。「私たちは中産階級(ブルジョワ)の復興という文脈にある、彫像のように立体的なアイテムに焦点を当てています。見渡す限り、円形テーブル、化粧台、鏡、プフ、ついたて、クローゼット、その他の装飾品など宝石のような品々にあふれています」 今年は、美しい素材と職人の手で仕上げたフォルムが脚光を浴びつつあります。明るい色のオーク材、ウォールナット材、枝編み細工が家具のセンターピースとして視線を集める一方で、特に照明、鏡、プフ、コーヒーテーブルなどの装飾品は真ちゅう、大理石、漆、色ガラスといった高貴さを感じさせる素材で飾られています。
今年らしいアールデコデザインの最大の特徴のひとつが、ダークカラーを好んで多用している点です。白やパステルカラー、白木を特徴とした北欧スタイルの人気が長く続いていましたが、今度はダークでしっかりした色味の世界が注目を集めています。 過去に人気だったスタイルが再び脚光を浴びる中で、最も人気なのがアースカラーやマットカラーです。ボルドーがデビューを果たし、そこにコーラル、ダスティローズ、バーントオレンジ、ラスト、ハニー、マスタード、ゴールド、モスグリーン、ピーコックブルー、チャコールグレー、ブラックも加わりました。
ノルのテーブル「スモルト」に使用されているエナメル仕上げのスチールから、木目、大理石、布のような模様がガラスに印刷されているラーゴのエックスガラス(XGlass)仕上げまで、まったく新しい仕上げが特別な注目を集めていました。 また、テーブルトップにコンクリートの質感を持たせたり、本棚に磁器や樹脂の質感を再現するなど、フローリングによく使われる仕上げを家具に取り入れたものもありました。
他の色に合わせやすいセージグリーン。例えば、チャコールグレーとの相性。
ベースカラーと同系色で統一感を強める 全体的にナチュラルシックなイメージのこの部屋では、目につく有彩色はクッションだけ。ベースカラーの天井と壁と床、アソートカラーのソファやテーブルなどの家具類がほぼ同じ、無彩色もしくは穏やかなニュートラルトーンで構成されています。同系色で寄り添うようにアシストすることで、ベースカラーの印象をさらに強め、インテリアに統一感をもたせます。
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